「チェックアウトのお時間です。」
時計を見ると午前10時を過ぎたところ。
「え、チェックアウトは12時ではないのですか?」
タイや香港のホテルのチェックアウト時間はどこも昼の12時なので、ここ東京のホテルも12時だとばかり思っていました。
滞在時間の延長をお願いして、シャワーを浴びることに。
すごい二日酔いの症状。こんなにきついのは久しぶり、っていうか初めてかも・・・
頭が痛いとかではないのですが、とにかく身体が重くてダルイ感じです。
昼前にホテルをチェックアウトして精算します。延長2時間で2100円も余計に支出・・・痛い。
前日にギフト・ショーに出展しているすべてのブースを見てしまったので、以前から興味のあった五反田にあるTOCへ行くことにしました。
お昼の時間ではありましたが、胃が食べものを受け付けないので、ポカリスェットを飲んで水分だけ補給。
二日酔いでだるい身体を引きずるように駅まで向かい、JRに揺られて五反田駅までなんとか到着。
五反田駅のホームにあるベンチでしばし休憩。
天気がよく、青空がとても綺麗です。
せっかく、費用をかけて東京まで来ているのですから、なにかしらの仕事上の成果を挙げて帰らねば、という思いだけでここ五反田まで来たのですが・・・
二日酔いの症状は一向によくならず、相変わらず身体はだるいのです。
この調子でTOCまで行けても、問屋さんと仕事の話をするのなんて無理です。というよりも相手方に悪い印象を与えるだけ。なので、TOCへ行くのは諦めました。
なんとも情けないです・・・仕事で来てるのに。
もう、本当に身体がだるいので、はやく横になりたい。
というわけで、仕事上の成果はまったく挙げられず、帰宅するために上野駅に向かいました。
上野駅に着き、常磐線へ乗り換えるために駅構内を移動していましたら、フェルメール展を宣伝する大きな看板が目に留まります。
「フェルメール」の作品。一度観てみたい、と思っていたのです。
1999年に日本で出版された原作本「ハンニバル」の最後の方で、世界中に散らばるフェルメールの作品を観るためにハンニバル博士とクラリスが旅行している姿が目撃されるのです。
非常に洗練された趣味・嗜好をもつハンニバル博士が世界中を旅してまでも、観たいと思わせるフェルメールの絵とはどんなものだろう、と興味を持っていました。
現在、確認されている彼の作品はたったの36点だけ、その36点の作品も世界7カ国に点在しているために、すべての作品を観るのが困難であるということでも有名です。
そんなフェルメールの作品を生で観れる貴重なこの機会を逃す手はありません。
二日酔いでだるい身体を無理にひきずって、フェルメール展が行われている東京都美術館へ。
「光」を描き出そうとした画家フェルメール。
素晴らしかったです。
とくに「手紙を書く婦人と召使」での婦人に差し掛かる光はとても美しく表現され感動的でした。
しかし、ちょっと残念だったのは、フェルメールブルーの代表作でもある「真珠の耳飾の少女」が無かったこと。

生涯のうちにこの作品だけは観ておきたいです。
今回のフェルメール展では全36点のうちの7点を一挙に観る事ができました。
貴重なフェルメールの作品を堪能させていただきました。
というわけで、仕事での成果は何も挙げられなかったですが、六本木で遊べたし、フェルメール観れたし、まあ満足かな!?といったところです。
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